たかざとログ

息子1人と夫婦正社員共働きのブログ。息子は2018年12月生まれ。ジーナ式子育てのログや、保育園のこと、作ったモノ中心にゆるゆると更新中。


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古代のチーズ、蘇(そ)を私もつくってみた

こんにちは、たかざとです。

今回は久々に作ったもの記録。 

 

■目次■

 

今回作るのは「蘇」

年末に体調崩したあたりから、作りおき生活どころか 料理自体あんまりやってないぞ、というヒサンな状況でした。(だから作りおき記録も昨年で止まっている…)

 

12月から2月まで、たかざと家はいったい何を食べていたのか。

息子は冷凍ストックで仕込んだ離乳食を食べてたんですけどね。
大人は思い出せませんね。なんでしょうね、買い食いかな?


そんな子持ち家庭のイメージとほど遠い、自炊率<激低下>状態のわが家でしたが、最近これを作りました。


「蘇」

 

毎日の夕飯でも、作りおきでもなく、蘇。


昨今のコロナ騒動、そして牛乳余り問題からプチブームになっていた「蘇」は、どうも気になりまして。

例によってtwitterで話題になっていることを知りました。


togetterまとめ↓

togetter.com

 

大量の牛乳をひたすら鍋で加熱しながらかき混ぜていき、水分が蒸発して固形化したもの。当時は天皇や貴族だけが食べることができた珍重品。


ああ、なんか小学校の教科書に載っていたような気がするーー!


「古代の乳製品」だなんて、なんかロマン感じたんですよね…!あのときも作ってみたい、って思ったんだよなぁ…。

 

たぶんあの頃は、牛乳1本丸々使うことに怖気づいてやらなかったんだよね…親に言うのも遠慮して‥。


今はね、自分のお金で牛乳買えますしね。この「牛乳消費しましょう」の機運に乗って、やってみましょう!


ということで、作ってみましたよ。

 

作ってみる

 

まず、大量の牛乳。

 

もとのツイートでは2Lとのことでしたが、急遽思い立ったのでそのときあった家の在庫の1.2Lをすべて大鍋へ。

 

 

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点火。強めの中火にしました。

 

木べらでときどき、かき混ぜます。レシピでは「かき混ぜ続ける」とあったんですが、まだ温まってないですしね。


そのへんはテキトーです…


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20分~30分くらいで、鍋底になにか引っかかる感触が出てきました。

 

木べらで探りながら擦り取っていきます。鍋底から固形化してくるのは予想外。火加減が強いのか…?

 

テフロン加工の鍋なので取ること自体は簡単です。

 
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スタート50分くらい。

ときどきかき混ぜる‥なので、鍋底に焦げの始まりのようなものが!

ほんのり少しキャラメル色。

 

木べらで全体をまんべんなく、今まで以上に丁寧にかき混ぜ、火加減も少し弱めました(IHなので目盛りを2つ下げた)

 

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開始して1時間あたり。写真だとわかりづらいですが、少し水分が飛んで、鍋肌にもしっかりめに跡が残るようになってきました。これもこそげ取って戻していきます

 


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1時間15分くらい。 全体的にほんのり色が濃い感じが…。

 

かき混ぜの頻度を上げますが、ちょっと目を離すと表面がブクブクしていたりする。でもこれは固形化が進んでいるわけですもんね‥これでいいはず…


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 1時間30分。より水分が減ってきましたが、まだ牛乳っぽさはあります。

 

液体の中に湯葉みたいな固形物が混ざっているような感じ。この辺りでさらに火を弱めてます。

 


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 1時間50分くらいかな。

 

固めのホワイトソースくらいになりました。木べらですくってボト、と落ちる感じです。

 

このあとさらに10~15分くらいかき混ぜて、練るような状態に。

この写真よりも更に固くなったところで終わりにしました。

 

出来上がってみたら…ちょっと違う? 
 
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蘇、できた―――!(多分)

 

バットにラップを敷いて、鍋から蘇を移し、棒状?板状?にまとめました。

 

ここでスケールで 計ってみると、約250g 。

 

スタート時の1.2Lの牛乳は、1236gなので… 1/5ですね。

 

 

あれ?

 

蘇って牛乳を1/10にしたものじゃなかったっけ?

 

ま、いっかー。それっぽいものは作れたよね、うん…。

 

1/10ではなく1/5までしか煮詰められてないので、これは蘇になる手前 ですね…。

 

言い換えれば プレ蘇 。

 

語感が悪くてなーんも言い換えになっていませんが、頑張ったのにちょっと中途半端になった感はよく表していると思います…

 

小学生の頃の生真面目な自分なら「1/10ならチャント1/10にしなきゃ云々」と言いそうですが、おおらかになりました、自分。

 

バットのまま冷蔵庫にいれて4時間ほど冷やしました。

 

 

では、切ってみます。


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こちらが冷やした蘇をカットしたところ。

 

照明の具合でちょっとまぶしい感じですが、実際はうすーいキャラメル色。

カスタードクリームのような色合いです。

 

冷やす前は固めに練ったホワイトソースくらいでしたが、冷やしてみるとしっかり固形に。硬さは、クリームチーズよりは少し柔らかいくらいになりました。

 

そのままで十分美味しい

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 食べてみたところ…

 

これは美味しい!!

 

twitterで先に味の感想を見ていたんですが、まず思いついたのが駄菓子?のミルクケーキの甘さ控えめ版。

 

これね。懐かしー

 

ミルクケーキ…私は牧場のお土産コーナーで買った思い出…これ美味しいですよねー。

 

ただあの、食べ物とは思えないくらいのカッチカチの食感ではないですね。

カントリーマアムくらいの固さ…?

※追記:1、2日時間が経つとより固くなりました。少しジャリジャリ感が出てきてこっちの方が好み‥。

 

ミルクケーキに似ている、と書いた通り味はまさに乳・製・品。ミルクの濃い濃い

風味がします。牛乳しか使ってないので当たり前ですが‥。

 

乳脂肪の合わさった甘味と、ほんのり塩気がありますね。

色が少し茶色がかっている分、メイラード反応かな、香ばしい感じも。

 

twitterで話題になっていた中ではハチミツやオリーブオイル+胡椒など、アレンジも多く提案されていましたが、私はこのままで十分楽しめそうです。 

 

まとめ

休校からの牛乳余りに貢献できたかは微妙ですが、

古代の食べ物・蘇に挑戦する

という体験ができたのは面白かったです。美味しかったし。

 

小学生の頃の自分よ!これが(たぶん)「蘇」だ!!

 

 

このところ、休校やイベントの自粛、株価問題などなど病気そのもの以外にもストレスが多い状況になっています。

 

予防対策をしつつ、できる範囲で楽しめることを楽しんでいきたいと思います。

 

ではでは。

 


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